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散文・日記

2022/02/10

白ご飯にちりめんと生卵とラー油と青葱と刺身醤油で食べたら言葉にならないぐらいの美味しさだった。誰が何を言っても「知らないよ」と休む時間が必要なのではないか、とふとそう思う。唾を吐くわけでもなく瞬く間にあれこれと物事が進んでいく様子はある意味滑稽さそれ以外の何でもなかった。そんななか、上品で優雅な時間をのんびりと過ごす。落ち着きとラフさ。大人。あるいは深呼吸。Siouxsie and the Bansheesも聴いた。撮影の為にやるべきことを中断して雪のなかを散策。眼前を舞う雪が頬を撫でるその刹那に全てが詰まっているような気がした。きっと錯覚ではない。遠いあの冬の日のバックミラー。逃避行的。回路。分裂。細い煙草に火をつける。丁寧に。書くこと、憂、愛、心、または。